仕事とは
今日は仕事についた考えたことを。
就職活動時代に思うことと、就職後今になって思うこと。
就職活動時代は、はっきりいって仕事に理想を抱いていました。
仕事とは、充実感にあふれたもので、あの外見の綺麗なオフィスで働きたい。
そう感じていました。
考えること自体は好きで、勉強も好きだったので、面接等で勉強し続けなければならないと聞いても、逆に知識が増えて楽しみだと考えていました。
論理的に考えて、それについて議論する。そんな充実感にあふれた毎日が待っていると勝手に考えていました。
一方、楽しいことばかりではないという話も聞かされましたが、それも当たり前だと考えていました。
そして、現実。
確かに充実感を感じる場面もあります。
しかし、楽しいことばかりではないということを実感しています。
大学との勉強とは違い、理解するための勉強ではなく知識を使うための勉強が必要だということ。
人と関わることが非常に多く、議論する場面でも多くの場面で気を使い続けることになるということ。
綺麗なオフィスも中に入ってしまえばどの企業も大差の無いオフィス。
なにより、どんな行動にも責任がかかっており、それによる制限がかかっていること。
大別して、就職活動時と違い、現時点で仕事は楽しいものではないと感じています。
確かに、言葉は聞いていたし、知っていたこと。
学生生活でも努力する場面というのは多くあり、そして体験していたはずです。
それでは、何故ギャップを感じているのか。
それは、仕事(特に新米の仕事)は泥臭い仕事がほとんど。
知的好奇心を満たすことを目的とせず、納期までに作業を完了させるための勉学。
議論にも仕事を知っている上司、先輩と何も知らない自分では議論にならず、わからないことを教えてもらうだけの話し合い。
楽しむためのコミュニケーションではなく、仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション。
全ての目的地は楽しむことではありません。
成果を上げる、顧客に成果物を届けるためのものです。
やはり、学生時代考えていたものとはギャップを感じています。
まだこの過程を楽しむということはできないのが現実。
そこらじゅうに引っかかって、そこらじゅうに不安を感じています。
ただ、今が一番辛い時だと考えて成果を上げるための理解を高めること。
それ以外できることはないと最近感じており、「仕事は楽なものではない」というのが現実感を帯びて感じ始めています。
きっと、どんな仕事も同じように感じるものだと思います。
仕事が良く見えるのは、それを体験していないから。良い理想を押し付けられる。
ともかく今は頑張るしかないですね。重く考えすぎない、気楽さが今は一番大事だと感じています。
就職活動自体は一般的な基準で言えば上手く行っている方だと思います。
あまりエントリーはしていませんが、エントリーした会社の7、8割程度は最終面接まで、6,7割は内定を頂いています。
現在の会社もある程度は知られた会社で、一般的に言われる就職活動の基準から考えれば上手くいった方かもしれません。
これも就職活動時に自分の行動原理や価値基準について考え抜いた結果だと考えていますし、この時考えたことについては自信を持っています。
仕事を実際に体験できなかった上で、考え抜きました。考えた深さ、広さ、量では多くの学生に負けなかったと自身を持っています。
それでも、やっぱり現実と考えたことは違うということ。
この仕事の本質に触れる、体験するのはもっと後だと感じながら、まだ結論を出すのは早いと思いながら仕事をしています。
何とか乗り越えて一人前になって、その上でもう一度深く考えようと思います。
それまで、楽観的になりながら乗り越えることが大事だとは思いますが、なかなか人間の思考法というのは変わらないもので。
思考法や感情をコントロールして生きていければどんなに楽なことかと思いながら日々すごしております。生きるって難しいね。