中田祐二 -接吻 kiss- (ORIGINAL LOVE カバー)
今日は音楽についての記事を。
元椿屋四重奏ボーカルの中田祐二が歌った、ORIGINAL LOVEのカバー。
大人なテイストのこの曲、これも夜にふと聴きたくなる名曲です。
元々男があこがれるロマンチックさ、色気と言い換えてもいいでしょう。
そんな曲を「艶っぽい」と表現される中田祐二が歌い上げています。
曲について。
多くの人は、恋愛にどこかギャップを感じているのでしょうか。
この曲もやはり、気持ちのギャップをキスで埋めている、そんな風に感じます。
好きだからキスをするわけでなく、キスをしたという事実が好きということを表す、というある種逆転した状況ですが、
それにでもすがりたいくらい好きだと、その感情を制御できればどんなに楽なことか。
不器用な男だけど色気のある、そんな主人公なのだと考えます。
歌手について。
中田祐二は歌謡曲テイストの曲が多く、本人が好きなのが伝わってきます。
私はリアルタイムの歌謡曲世代ではありませんし、フォークソング世代ではありませんがこういったテイストの曲が好みです。
以前取り上げたキリンジもしかり、中田祐二もしかり。
切なさを感じる彼らの歌は、感傷に浸りがながら聴くことができます。
そんな時間を提供してくれる中田祐二ですが彼のカバーアルバム。
「歌謡曲に囚われた男」というインパクトのあるコピーのこのアルバム。
酔った時間を与えてくれる曲が詰まってます。
原曲も好きな曲が多いですが、彼が歌うと切なさが増して変わった雰囲気を味わうことができます。
一度ハマるとなかなか抜け出せない彼の曲を、是非もっといろんな人に知ってほしいと思っています。